ご自身、大切な家族を守るための防災グッズや防災に関する情報を発信していきます。

防災グッズ一覧

防災グッズの重要性・必要性について

自然災害はいつ、どこで起こるかわかりませんよね。近年、地震や台風、豪雨による洪水や土砂災害といった自然災害が増加し、たくさんの地域でその被害が深刻化している事をテレビやネットのニュースで見る機会が多くなりました。こうした事態に備えるために、防災グッズを準備しておくことは非常に重要です。突然の災害時には、適切な防災グッズが生死を分けることもあります。筆者自身、生死を分けるような事態に直面した事はありませんが、本記事では防災グッズの重要性、防災用品の選び方、そしておすすめアイテムについて詳しく解説していきます。


防災グッズとは何か?

防災グッズとは、災害が発生した際に自分や家族の命を守り、生活の基盤を確保するために必要なアイテムのことを指します。例えば、食料や飲料水、懐中電灯、携帯ラジオなどが含まれます。

必須アイテムのリスト

  1. 食料:保存が長期間可能なもの(レトルト食品、乾パンなど)。
  2. 飲料水:1日あたり1人3リットルを目安に備蓄。
  3. 情報収集ツール:ラジオやスマートフォン用のモバイルバッテリー。
  4. 医療品:救急キットや常備薬。
  5. 照明器具:懐中電灯やランタン。
  6. 衛生用品:マスク、ウェットティッシュ、簡易トイレ。
  7. 衣類と防寒具:季節に応じた衣服やブランケット。
  8. 携帯用充電器:モバイルバッテリーまたはソーラー充電器。
  9. 防水グッズ:防水バッグやポンチョ。
  10. 貴重品と重要書類:現金、身分証明書、保険証などのコピー。

非常時持ち出し用防災グッズチェックリスト

品名 備考
飲料水(1人1日3リットル、最低3日分) 夏場は脱水予防が生存に必須です。

体の事を考えるなら水よりもスポーツドリンクや野菜ジュースがおすすめ。

保存食(アルファ米、エネルギーバー、チョコ、乾パン、レトルト食品等、最低3日分) 調理不要もしくはお湯を入れるだけで調理でき、軽量なものを選ぶ。
ウェットティッシュ・アルコール消毒液 手指消毒や簡易洗浄に使用。感染症予防に重要。
トイレットペーパー(小巻) 衛生管理のため。小型サイズを選ぶ。
簡易トイレ 排泄環境が確保できない場合に備える。凝固吸収剤入りのトイレグッズは消臭効果も高くおすすめ。
マスク 災害時の粉塵や感染症のリスクを低減。
着替え(1〜2日分) 濡れると体温低下を招くため速乾性のものを選ぶ。
防寒用ブランケット、アルミシート、カイロ 避難所は車中泊の場合、夜は冷え込みます。軽量で体温保持に役立つアルミシートやアルミブランケットがおすすめ。
雨具(折りたたみ傘、レインコート、ポンチョ) 悪天候等での水濡れ対策に。レインコートは防寒対策にもなります。
常備薬、鎮痛剤、胃腸薬、ビタミン剤 個人に必要な薬は確実に用意しましょう。鎮痛剤や胃腸薬は災害時のストレスによる体調不良に対応します。
応急手当用救急セット 外部の助けが得られるまでの応急対応用。
運動靴、スリッパ スリッパはかさばらない使い捨ての様な物でも避難所では重宝します。
懐中電灯(小型・手回し式) 停電時や夜間の行動に必要。モバイルバッテリーで充電できるタイプもおすすめ。
軍手、作業用手袋 倒壊、散乱した建物や障害物、救助活動等から手を守るために必須です。
洗面用具、歯ブラシ、歯磨き粉 避難所生活が長引く場合、衛生的な生活環境の確保は重要です。
モバイルバッテリー(ソーラー式推奨) 安否確認、情報収集等で普段よりスマホ使用頻度高くなるために必須
ゴミ袋・ジップロック袋(5枚) 衣類収納、防水用など多用途。
現金(小銭含む) 電子決済が使えない場合に備える。
身分証明書・保険証のコピー 避難所での手続きや医療時に必要。
ホイッスル 防災用のホイッスルは小さくかさも取らないので普段から鞄に入れておくことをおすすめします。

避難の際、走らないといけない場面に直面する可能性も考慮すると、避難用防災グッズを入れたリュックの重さは男性は15キロまで、女性は10キロまでが目安です。

飲料水が3キロ、食品が1キロだと想定しても、上記のチェックリストの内容なら10キロを超える事はまずありません。懐中電灯はホームセンターや工具専門店等でモバイルバッテリーで充電可能なキーホルダータイプの明るいLEDライトも販売されています。

ラジオもスマホのラジオアプリ(radiko)を使用することでモバイルバッテリーで情報を得ることができます。そうする事で小さくても重量が増える小型ラジオや交換用乾電池を持ち運ぶ必要がなくなります。

 

自宅避難用 備蓄防災グッズチェックリスト

品名 備考
<飲料>
飲料水(1人1日3リットル、最低1週間分) サイト管理人は常にアクエリアスと水を2ケースずつ備蓄しています。水分に関しては置けるだけ備蓄することをおすすめします。
野菜ジュース 野菜不足は体調やメンタルに大きく影響されます。有名なカゴメさんの「野菜一日これ一本」は賞味期限が5.5年の長期保存用もありおすすめです。
<長期保存食>
アルファ米、レトルト食品 アルファ米はお湯又は水を入れるだけで作れる優秀すぎる非常食です。10年前と違い、技術も進化しているので味もおいしくスプーン付きの商品も増えておりおすすめです。

防災用レトルト食品として売られているものは賞味期限が7年と長いものもあります。レトルト食品は最悪の場合温めなくても食べれるため備蓄をおすすめします。

缶詰 缶詰は賞味期限が25年あるものなども多く販売されています。災害備蓄用としては高カロリーや栄養価の高い缶詰がおすすめです。
インスタントのカップラーメン、お味噌汁 こちらは普段からストックしている家庭も多いと思います。災害時には一番重宝する非常食の一つです。
乾パン、アメ、チョコレート 乾パンやお菓子類は元々賞味期限が長いものが多く、普段から携帯する習慣をつけておくと理想です。
<装備>
防災用ヘルメット、防災ずきん 落下物から頭を守るために自治体の防災グッズリストでも必ず記載されています。収納場所に困りますが、折り畳み式の防災ヘルメットがありますのでおすすめです。
ズック靴・長靴 台風や豪雨等の際に長靴があると重宝します。また、職人向けにおしゃれで軽い安全靴も多く販売されているため別でご紹介します。
充電式LEDライト 人数分の小型で充電式のLEDライトを家族人数分、ランタンが1つあれば停電時に安心です。
モバイルバッテリー できれば信頼のおける国産メーカーで20,000mAhの大きな容量の物がおすすめ。
小型ソーラーパネル 電気が長期間使えない状態になったとしても、小型のソーラーパネルがあればスマホやモバイルバッテリーの充電が可能です。
携帯ラジオ 通常の停電等ではスマホでラジオを聞く事が可能ですが、携帯の電波も停止してしまう程の災害の場合は携帯ラジオが必要になります。
カセットコンロとボンベ 電気もガスも停止してしまった時に重宝します。ボンベの予備は多めにストックしておきましょう。
割り箸、紙皿、紙コップ 水や食器が使用できなくなった場合に使い捨ての食器は重宝します。
<衛生用品>
マスク 防塵タイプの物が理想ですが使い捨てタイプでもOK。寒さ対策にもなります。
ウェットティッシュ 水が使えない場合、長期入浴できない場合にも重宝します。
歯磨きセット、マウスウォッシュ 口腔ケアは災害時にとても重要です。感染症対策として必ず準備しましょう。
簡易携帯トイレ 決して安い物ではありませんが、長期で排泄環境が確保できない場合に備えるため備蓄しておきたいアイテムです。
トイレットペーパー 災害時や災害予測時に必ず街から無くなります。かさばりますが、可能な限り多く備蓄しておきましょう。
石鹸、ドライシャンプー 長期間水が使えない場合の衛生管理に。
ブルーシート 仮設住居、雨除け、床敷きなど多用途。

 

女性向け防災グッズチェックリスト

品名 備考
生理用品 替えが手に入りにくい場合に備える。。災害時や避難時のケガの際に傷の手当にも流用できます。
化粧品・スキンケア用品・ゴム・ミラー 旅行用のミニサイズでOK。普段の変わらない生活に近づける事でストレスの緩和にもなります。

高齢者向け防災グッズチェックリスト

品名 備考
老眼鏡・補聴器 日常的に必要なアイテム。紛失防止のため予備もおすすめします。
入れ歯洗浄剤 高齢者の口腔ケアは非常に重要です。免疫力を落とさないためにも必須備蓄しましょう。
高カロリーの流動食 少しの環境変化で体調を崩す事があります。メイバランス等がおすすめです。
敬老パスや医療記録(コピー) 普段と異なる医療機関を受診する場合に医療記録はとても重要です。

ペット向け防災グッズチェックリスト

品名 備考
ペットフード(最低3日分)
飲み水用トレー お散歩用の折り畳み式トレーがあると便利です。
ペット用トイレシート 室内避難で衛生を保つために必要です。
リード・ハーネス・キャリーケース 移動中の安全確保と避難先での安心感を提供するために必要です。

 


防災グッズの選び方

1. 必要性を考慮する

災害の種類や住んでいる地域の特性に応じて、必要なグッズが変わります。たとえば、地震が多い地域では耐震対応の家電ストッパーやヘルメットが役立ちます。一方で、豪雨の頻発する地域では防水バッグやポンチョが重要です。

2. コンパクトさを重視

避難所に持ち運ぶことを考えると、できるだけコンパクトなものを選ぶとよいです。たとえば、折りたたみ式の水タンクや軽量の寝袋など。

3. 長期保存が可能なものを選ぶ

災害はいつ起こるかわかりません。そのため、防災グッズは長期間保存可能なものが理想的です。特に食料や飲料水は賞味期限が長いものを選びましょう。

4. 使いやすさも重要

緊急時には焦りやパニックで複雑な操作が難しくなることがあります。直感的に使えるデザインのものを選びましょう。


各種防災グッズの解説

1. 食料と飲料水

防災グッズの中で最も重要なのが、食料と飲料水です。最低3日分、可能であれば1週間分を用意するのが理想です。

  • おすすめの食料
    • レトルト食品(カレー、シチューなど)
    • フリーズドライ食品(リゾット、パスタ)
    • 栄養補助食品(エネルギーバー、ゼリー飲料)
  • 飲料水の備蓄方法
    • 市販のミネラルウォーターを購入
    • 自宅で浄水器を使い、ペットボトルに詰める
    • 長期保存可能な飲料水パックを利用

2. 情報収集ツール

災害時には正確な情報を迅速に得ることが重要です。

  • ラジオ
    • 手回し式またはソーラー充電対応のものがおすすめ。
  • モバイルバッテリー
    • 容量が10,000mAh以上のものを選ぶと安心。

3. 照明器具

停電時には懐中電灯やランタンが役立ちます。

  • LED懐中電灯
    • 長時間使用できるものを選ぶ。
  • ソーラーランタン
    • 日中に充電し、夜間に使用可能。

4. 医療用品

  • 絆創膏、包帯、消毒液などの基本的な救急キット。
  • 常備薬(アレルギー薬、胃薬など)も忘れずに。

5. 衛生用品

避難生活では衛生を保つことが健康維持に直結します。

  • マスク、ウェットティッシュ、簡易トイレなど。
  • 生理用品やおむつなど、個人の状況に応じたものも準備。

家族構成に応じた防災グッズ

子どもがいる場合

  • 粉ミルクやベビーフード。
  • お気に入りのおもちゃや絵本(精神的な安定を保つため)。

高齢者がいる場合

  • 常備薬の確保。
  • 歩行補助器具や座りやすい椅子。

ペットがいる場合

  • ペットフードと水。
  • リードやキャリーケース。

防災グッズの保管と管理

防災グッズは用意するだけでなく、定期的な見直しと管理が必要です。

1. 保管場所の選定

  • 家族全員がすぐに取り出せる場所に保管。
  • 湿気や高温を避ける。

2. 定期的なチェック

  • 半年から1年に1回、防災グッズの点検を行う。
  • 賞味期限の近いものは日常で使用し、新しいものに入れ替える。

まとめ

防災グッズの準備は、一見すると手間がかかるように感じられるかもしれません。しかし、いざというときの安心感や実際の役立ち度を考えると、その重要性は計り知れません。この記事を参考に、ぜひ自分や家族に合った防災グッズを揃えてみてください。そして、災害に備えることで、大切な人々の命を守る第一歩を踏み出しましょう。

 

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